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weldline

 射出成形において,金型内で溶融樹脂の流れが合流して融着した部分に細い線が発生する不良。成形品に中空部などを形成するために,金型にピンやコアなどを設けると,その部分を溶融樹脂が回り込んだ後に再び合流してウエルドラインが発生してしまう。また,ゲートを2個以上設ける必要がある場合には,ウエルドラインの発生は避けられない。

 このウエルドは,融着不良によって,外観を損なったり,機械的特性が著しく低下するなどの恐れがある。これらの不良を改善するには,(1)溶融樹脂および金型温度を高くする (2)射出圧力および射出速度を上げるエネルギゲートの位置,数,大きさなどを変える——などの工夫が必要である。また,樹脂が,(1)水分や揮発成分を多く含む (2)流動性が低いエネルギ固化速度が速いエネルギ潤滑剤の配合が不適当——などの場合には,ウエルドラインの不良が発生しやすい。