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driver

 単にドライバといった場合,ソフトウエアを指す場合と,ドライバ回路またはドライバICといったハードウエアを指す場合に分かれる。

 このうちソフトウエアの場合は,いわゆるデバイス・ドライバ・ソフトウエアのことを言っていることがほとんどである。デバイス・ドライバ・ソフトウエアとは,OSなどの下位層にあって,アプリケーション・ソフトウエアやOSからの要求にしたがって周辺回路や周辺機器といったハードウエアを動かすためのソフトウエアである。

 周辺回路や周辺機器はきわめて多様なため,OSが直接,それらすべてに対応した制御プログラムを用意しておくのは現実的ではない。そこでOSは汎用的な要求を出し,デバイス・ドライバ・ソフトウエアによって実際の周辺機器にあわせた内容に変えた上でハードウエアを動かす。こうすれば,例えばそのパソコンに接続された周辺機器のデバイス・ドライバ・ソフトウエアだけを組み込めばよく,効率がよい。

 デバイス・ドライバ・ソフトウエアは通常,パソコンなどのOSを搭載した中心となる機器側に組み込まれるが,それに対していわゆるファームウエアと言った場合は,周辺機器側に組み込まれるソフトウエアを指すことが多い。

 一方,液晶パネルやモータといったデバイス類を駆動したり,比較的遠くに電気信号を送ったりするために使われるICやLSIのこともドライバと呼ばれる。このときは「モータ・ドライバIC」「液晶ドライバIC」「EthernetドライバIC」といったように,アプリケーションと組み合わせて呼ばれることも多い。

 こうした目的のために,ドライバICなどは出力インピーダンスが十分に低く,普通のICの何倍もの出力電流が取れるようになっている。