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 1920×1080画素を備える表示装置(液晶/PDPテレビやパネルなど)の呼称として慣用的に使われているが,正式な定義が不明確な造語である。ほぼ同じ意味で,「フルスペックハイビジョン」「フルハイビジョン」といった言葉を使うメーカーもある。

 フルHDが使われ始めた背景には,「HDTV」あるいは「ハイビジョン」対応と見なすテレビの条件の広さがある。例えば日本では,電子情報技術産業協会(JEITA)が,垂直方向の画素数が650以上であればHDTVと呼べるという業界規定を示している。欧米の業界団体の規定は,垂直方向の画素数が720以上である。
 
 ここで問題になるのは,1366×768画素表示のテレビも,1920×1080画素表示のテレビも,「HDTV対応」という点で変わりはないという点である。HDTV対応テレビは当初,1366×768画素表示が主流だった。最近になって1920×1080画素表示のテレビが登場し始めたことで,従来のHDTV対応品と区別する必要が生まれた。