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 IPSモードとVAモードはいずれも,視野角が広いパネルを実現する技術である。TNモードでは視野角を広げるために視野角拡大フィルムなどを液晶パネルの表面に張り付ける必要があった。だが,視野角はIPSモードやVAモードほどに広げるのは難しく,かつフィルムを用いる分,コストが上がるという問題を抱えていた。IPSモードやVAモードといった広視野角技術を用いることで,視野角は上下,左右とも160度以上に広がっている。

 IPSモードは,ガラス基板に水平配置した液晶を,水平方向の横電界を使って,ガラス基板に対して平行に回転させるもの。日立ディスプレイズや韓国LG Display Co., Ltd.やパナソニック液晶ディスプレイなどがIPSモードの液晶パネルを生産している。

 これに対してVAは,ガラス基板に垂直に配置した液晶分子を,垂直方向の縦電界を使って動かす。 電圧を加えない状態で黒を表示する。 電圧をかけることで液晶分子を水平に倒し,白を表示させることになる。台湾AU Optronics Corp.や韓国Samsung Electronics Co., Ltd.,シャープなど液晶パネルのシェアで上位のメーカーの多くが採用している。

主な液晶技術