デジタルヘルス用語
目次
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PACS
医療用画像管理システムのこと。Picture Archiving and Communication Systemsの略称となる。CT、レントゲン装置、MRI、超音波診断装置、内視鏡、眼底カメラなど複数の検査装置(モダリティ)から得られたデジタルの医療画像情報を電子データとして一元的に管理し、電子カ…
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ストレスチェック
2014年6月25日に改正労働安全衛生法が公布され、2015年12月1日から従業員数50人以上の事業所に対して年に一度、従業員のストレスチェックの実施が義務づけられた。いわゆる「ストレスチェック制度」だ。労働者の心理的負担の程度を把握するための検査(ストレスチェック)や、検査結果に基づく医師による…
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医療等ID
異なるID体系で管理された医療情報を突き合わせるための識別子。医療機関、薬局、地域医療ネットワークなどの組織が持つそれぞれの患者・利用者の識別子を結びつける役割を果たす。例えば、地域医療ネットワークの管理用ID、医療保険の機関別符号をそれぞれ医療等IDと1対1対応させた上で、地域医療ネットワークと医…
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遠隔診療
日本遠隔医療学会は、「遠隔医療」を「通信技術を活用した健康増進,医療,介護に資する行為」と定義しており、このうち患者を対象に行うものを一般に「遠隔診療」と呼ぶ。医師(Doctor)と患者(Patient)を情報通信機器でつなぐ「D to P(Doctor to Patient)」型の遠隔医療である…
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地域包括ケア
チイキホウカツケア
厚生労働省は、高齢者が人生の最期まで住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるために必要な支援体制を、2025年までに整えることを目指している。このシステムを「地域包括ケア」と呼ぶ
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データヘルス
特定健康診査(特定健診)や診療報酬明細書(レセプト)などから得られるデータの分析に基づいて実施する、効率のよい保険事業をデータヘルスと呼ぶ。厚生労働省は2015年度から、すべての健康保険組合に対してデータヘルス計画の作成と実施を求める。この方針は2013年6月に閣議決定された。
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スポットスキャニング
X線ではなく粒子線をがん病巣に照射する粒子線治療装置は、がん病巣の体の表面からの深さに合わせてピンポイントで粒子を照射できるという特徴を持つ。その特徴を一層進化させたものが、「スポットスキャニング」を取り入れた粒子線治療装置である。
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ISO 13482
アイエスオー イチサンヨンハチニ
介護ロボットをはじめとする生活支援ロボットの安全性に関する国際規格。2014年2月1日に正式に発行された。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「生活支援ロボット実用化プロジェクト」(2009~2013年度)が開発してきた安全性の試験技術や検証手法などの成果を採用しており、日本発…
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アプセサリー
「スマホでヘルスケア」――。2013年夏、国民的人気アイドルグループを起用したテレビCMで、このフレーズが連呼された。
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BAN
バン
体の表面や体内など、体の周辺に配置した各種のセンサーやデバイスで構築する近距離無線ネットワークのこと。ボディ・エリア・ネットワーク(body area network)の略である。
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ソフトウエアの医療機器化
ソフトウエアノイリョウキキカ
2014年末に施行予定の改正薬事法、すなわち「医薬品・医療機器等法」では、単体のソフトウエアを医療機器の範囲に加えることが規定されている。この項目を、分かりやすく「ソフトウエアの医療機器化」と呼ぶことがある。
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ライフログ
人の日常の活動や睡眠の状態などを自動的に記録・集計・数値化して可視化する仕組み、または可視化したデータを指す。加速度センサーなどを搭載した計測デバイス(ライフレコーダー)を用いて、人の動きを連続して収集するという手法を採ることが多い。健康状態をモニタリングして生活習慣の改善を促したり、疾病を早期に…
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ジェロントロジー
高齢者や高齢化に関わる問題を解決するために,さまざまな視点から研究する学問領域。具体的には,医学や社会学,生理学,心理学,経済学,法学,工学,建築学といった多様な学術分野から,高齢者や高齢化の問題を総合的に探求する学問を指す。
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AED
エーイーディー
突然死の原因となる心室細動を起こした心臓に電気ショックを与え,正常な心臓のリズムに戻すための機器。automated externaldefi brillator(自動体外式除細動器)の頭文字を取ってAEDと呼ぶ。
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DNAチップ
ディーエヌエーチップ
DNAの塩基同士の水素結合を利用したデバイス。塩基配列が不明なDNAを解析したり,特定の病気と関係があるDNAが血液内に存在するかどうかを判別したりできる。
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高齢化率
コウレイカリツ
65歳以上の人口が,総人口に占める割合。日本では今,世界に先駆けて急速に高齢化率が上昇している。近い将来,アジア諸国を中心とした世界各国でも,高齢化率の急上昇が見込まれている。
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遠隔医療
エンカクイリョウ
日本遠隔医療学会は「通信技術を活用した健康増進,医療,介護に資する行為」と定義している。国内では,旭川医科大学病院による眼科の遠隔医療などが代表例である。
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カプセル内視鏡
カプセルナイシキョウ
口から飲み込むことで,体内の器官の様子を撮影する医療機器。小腸観察用のカプセル内視鏡から実用化が始まった。小腸以外にも,大腸や食道などを観察するためのカプセル内視鏡が開発されている。