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 「ヒトならではのインターネット、すなわちIoH(Internet of Human)を作りたい。IoHはモノのインターネットIoT(Internet of Things)の拡張版ではないはずだ」

IoHは分散型に
IoHは分散型に
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東京工業大学大学院 総合理工学研究科 教授の三宅美博氏(右)と富士ゼロックス コントローラ開発本部 コントローラ開発企画グループ マネジャー アーキテクトの小野真史氏。
東京工業大学大学院 総合理工学研究科 教授の三宅美博氏(右)と富士ゼロックス コントローラ開発本部 コントローラ開発企画グループ マネジャー アーキテクトの小野真史氏。
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 このように言うのは、東京工業大学教授の三宅美博氏である。IoHを使うと、例えば人の動きなどから場の空気を読んで、コミュニケーションを潤滑にするように働きかけることができる。将来のオフィス環境で仕事の効率を高めたり、工事現場での安全性向上や不正防止につなげたり、といったことが可能になると同氏は期待している。オフィス環境の改善では富士ゼロックス、工事現場の活用には竹中工務店がかかわる。

IoHはオフィスや工事現場へ応用
IoHはオフィスや工事現場へ応用
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東工大、富士ゼロックス、竹中工務店などが開発
東工大、富士ゼロックス、竹中工務店などが開発
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現場の改善につなげる
現場の改善につなげる
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 IoHがIoTと質的に異なると三宅氏が指摘するのが、ヒトやモノへの働きかけ方を決める制御機能の配置である。IoTでは集中制御が一般的であるのに対し、ヒトは自律分散協調が適していると同氏は考える。例えば、IoHを構成しているヒトが、コンピューターからの指示通りに動く集中制御型ではなく、気付きを与えられるなどして自発的に動く自律分散型で、結果として最適な成果を得られるようにすることを目指す。

分散制御にOS、協調制御に「オーケストレーション」機能を使う
分散制御にOS、協調制御に「オーケストレーション」機能を使う
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3グループで研究開発を推進
3グループで研究開発を推進
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