PR
中村大介(なかむら・だいすけ)  高収益化支援家、弁理士
中村大介(なかむら・だいすけ)  高収益化支援家、弁理士
[画像のクリックで拡大表示]

 「またか」と言われてしまいそうで大変恐縮ですが、最初に大河ドラマ「真田丸」の話をさせてください。長澤まさみ演じる「きり」。私の目には、あの勘違いぶりが甚だしく映ります。何かといいますと、堺雅人演じる「真田信繁」の心が自分に向いているのでは?という期待を込めた勘違いのことです。

 元はといえば、竹内結子演じる「茶々」の気をそらそうと、信繁がきりとの仲をでっちあげます。しかしきりは、それまで疎遠にされてきた反動もあってか勘違いし、その後はといえば、信繁にラブコールを送り続けます。それに対して、白々しい演技を続ける信繁。そのしぐさや表情は一つひとつ大げさですが、それだけに分かりやすいといえます。

 ただ、私のような素人から見れば、直接的な台詞を使わず、ましてや民放のバラエティー番組のように字幕を入れずに、ドラマの中で勘違いを描くというのは、非常に難しいのではないかと思います。しかしきりの勘違いには、鈍感な私でさえ気付きます。それはおそらく、俳優の表情だけではなく、脚本や構図、セット、衣装など諸々が絡み合って描かれているからだと思います。

 民放各局とは異なり予算の潤沢なNHKでは、できることも多いのでしょう。しかし、歴史という一見とっつきにくいテーマを、分かりやすく表現しているドラマ制作者各位には頭が下がります。

 ドラマの世界というのは、脚本家、演出家、俳優、大道具・小道具などさまざまな担い手が協力して一つの物語を生み出していくわけですが、実は、研究開発にも似た部分が多いと思います。一つは、さまざまな人が協力する点。例えば、研究テーマを作る人、コツコツと実験をする人、テーマにお金を出す人、研究を支援する人…などなど、実に多くの人が関わっています。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
日経電子版セット今なら2カ月無料