ポテトチップスなどで有名なカルビーは2016年8月、自社のアンテナショップの厨房で使う調理機械の試作を埼玉県川口市の食品加工機械メーカー、ドリマックスに依頼した。ドリマックスは従業員30人の小さなメーカー。両社を結びつけたのはネット経由でものづくり企業同士をマッチングする新興サービス「リンカーズ」だった。









ポテトチップスなどで有名なカルビーは2016年8月、自社のアンテナショップの厨房で使う調理機械の試作を埼玉県川口市の食品加工機械メーカー、ドリマックスに依頼した。ドリマックスは従業員30人の小さなメーカー。両社を結びつけたのはネット経由でものづくり企業同士をマッチングする新興サービス「リンカーズ」だった。
カルビーの関口さんが厚切りポテトチップス対応の自動スライサー開発の要件をまとめてリンカーズにポストしたのは2016年の4月上旬。4月末までの締切で応募は約44件あった。関口さんらとリンカーズの担当者で内容を検討し、受注候補企業を3社に絞った。
2016年9月23日。東京・原宿の竹下通りにあるカルビーのアンテナショップ「カルビープラス 原宿竹下通り店」。厨房で新開発の機械の試運転が始まると、従業員の歓声が上がった。導入した機械は自動ジャガイモスライサー。埼玉県の食品機械メーカー、ドリマックス(本社埼玉県川口市、松本英司社長)がカルビーのた…