ベンチャーの起業やベンチャーとの協業、ベンチャーへの勤務や投資などはリスクが大きいーー。多くの日本人がそう考えがちです。ところがこれは日本特有の考え方と言えます。そんな固定観念を払拭するために 筆を執ったのが、ベンチャーの日米比較を研究テーマにしている、学習院大学経済学部 教授のDimitry Rtischev氏です。同氏は、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)でコンピュータサイエンスと電気工学を学んだ後、シリコンバレーで自らベンチャーを立ち上げ、日本の大手企業とも協業した経験をお持ちです。本連載では、その経験を踏まえて、起業や協業、投資などにおけるリスクを最小化したり、避けたりする手段 を紹介していただきます。
学習院大学経済学部経営学科教授
