PR

 中国のテレビやスマートフォンの事業で急成長している「楽視」(LeEco社、以前はLeTV社)。もともとは動画配信や映像制作の企業の1つだったが、2013年ごろから急ピッチで事業を拡大。最近では電気自動車(EV)事業への参入計画が話題になっている。

 2016年11月1~2日に中国・北京で開催されたディスプレーの国際カンファレンス「Display Innovation CHINA 2016/Beijing Summit」では、楽視致新電子科技(天津)の顕示研発部 主席技術専家の叶芳岱(Vincent Yeh)氏が初日に講演した。講演内容は、楽視が目指す「エコロジカルテレビ(生態電視)」について。

 エコロジカルテレビは、“プラットフォーム+コンテンツ+端末+アプリケーション”を融合したもの。ハードウエアとしては、超薄型や狭額縁などの外観、曲面などの形状に加えて、高解像度(フルHD、4K、8K)、高画質(多階調、広色域、高周波数対応、HDR対応、高速応答、ノイズリダクション対応、高臨場感)などに対して、3~5年先の動向を先取りしながら実現していくという(図1)

図1 楽視の叶芳岱(Vincent Yeh)氏が示した「エコロジカルテレビ」に必要とされる項目
図1 楽視の叶芳岱(Vincent Yeh)氏が示した「エコロジカルテレビ」に必要とされる項目
赤色文字で示した「広色域」と「HDR」を重要視している。
[画像のクリックで拡大表示]

 特に、広色域とHDRが今後の重要なトレンドになるとする。高演色を実現するための手法としては、高演色LEDと量子ドットが有望でありとし、それぞれの特徴を述べた。今後、それぞれの技術の進捗と実現できる色域の値を見ながら採用していくことになるだろう。また、HDRに関しても、「Dolby Vision」と「HDR 10」という2つの標準についての比較を紹介した。

 最後に、超薄型などの特徴を取り入れた最新の製品である4K曲面テレビを紹介した(図2)。

図2 楽視の最新の4K曲面テレビ
図2 楽視の最新の4K曲面テレビ
[画像のクリックで拡大表示]