渡辺史敏の「米スポーツ産業ヘッドライン」
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スポーツ観戦、IT企業が「体験向上」にあの手この手
米プロアメリカンフットボールNFLは2016年9月に今シーズンが開幕し、2017年2月6日に開催予定の優勝決定戦「第51回スーパーボウル」に向けて熱戦が繰り広げられている。そんなNFLのシーズンに合わせ、IT(情報技術)の分野からも新たなサービスが続々導入され、関心が集まっている。
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6万人超がWi-Fi利用可能、米でスマートスタジアム最強争い
スタジアムをIT(情報技術)武装する「スマートスタジアム化」によって、訪問するファンに異次元の体験を提供しよう――。スマートスタジアムが世界的な潮流となるなか、現在、その代名詞的な存在となっているのが、米シリコンバレーのど真ん中、カリフォルニア州サンタクララに位置する「Levi's Stadium(…
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リオ五輪が告げたスポーツ「ストリーミング視聴時代」
金12個、銀8個、銅21個。メダルラッシュもあって、日本ではリオデジャネイロ五輪のテレビ放送は大成功に終わったという印象が強い。対して、米国では放映権を持つNBCユニバーサル(NBCU)社がテレビ放送とインターネットのストリーミング中継を実施したが、いずれも世界最多の金46個、総メダル数121を獲得…
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実物大の選手が眼前に これが「スポーツ観戦の未来」
「HoloLens(ホロレンズ)」をご存知だろうか。米IT(情報技術)大手のMicrosoft(マイクロソフト)社が開発した情報端末である。米プロアメリカンフットボールNFLとの公式スポンサー契約や、世界有数のサッカークラブであるスペインのレアル・マドリードへの技術提供など、スポーツビジネスへの関与…
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マイクロソフト、NFLに賭ける「打倒iPad」
1990年代から2000年代前半にかけて、急成長するIT(情報技術)産業をリードしてきた米マイクロソフト社。近年は、その地位を米アップル社や米グーグル社に奪われ、存在感が薄れていることは否定できない。そんな同社がイメージを回復するために賭けたのが、全米で圧倒的な人気を誇る米プロ・アメリカンフットボー…
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リオ五輪も配信、スポーツ観戦の「VR革命」始動
「バーチャルリアリティー(VR)元年」――2016年には米Facebook社の傘下にあるOculus VR(オキュラスVR)社が3月にヘッドマウントディスプレー「Oculus Rift」の出荷を開始し、ソニーも10月にHMD「Playstation VR」の発売を予定するなど、VRが普及へと一歩踏み…
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スーパーボウルで火花、Twitterマーケティング最前線
リアルタイムマーケティング――。従来型のテレビCMとはまったく異なる、Twitterを使ったネットマーケティングの手法が、米国で広がっている。プロアメリカンフットボールNFLの優勝決定戦「スーパーボウル」は、リアルタイムマーケティングの一大イベントでもある。毎年スーパーボウルを取材しているジャーナリ…
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「SNS人気の鏡」スーパーボウル FB、ツイッターに陰り
スポーツ中継を見ながらSNSを楽しむ――。こうした“観戦スタイル”が世界的に普及するなか、米国最大のスポーツイベントであるNFLの優勝決定戦「スーパーボウル」は、SNSの最新情勢を伺う格好の機会である。2016年2月7日に開催された「第50回スーパーボウル」からは、何が分かったのか。
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スーパーボウルで実証、世界最強の「ITスタジアム」
2016年2月に開催されたNFLの優勝決定戦「第50回スーパーボウル」の舞台となった「Levi's Stadium(リーバイス・スタジアム)」。世界最高の「ファン体験」を生み出すために高度にIT(情報技術)武装された“最強スタジアム”だ。そのIT化の全貌とは。
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30秒CMで5億円超、最強コンテンツ「スーパーボウル」
人気、ビジネスの双方で隆盛を極めている米プロアメリカンフットボールリーグのNFL。その直近の事例として、2016年2月に開催された2015年シーズンの優勝決定戦「第50回スーパーボウル」からビジネスやメディア、テクノロジーの最新事情を数回にわたって見ていく。今回は、テレビ中継とライブストリーミングに…
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売上130億ドルへ 世界一のNFL、驚きの収益力
現在、米国、さらには世界において最も成功しているプロスポーツリーグが、プロアメリカンフットボールのNFLだ。その人気の高さがよく分かるのが、調査会社ハリス・ポールが米国の成人を対象に行っている”最も好きなスポーツ”を問う調査だ。2016年1月に発表された2015年の調査結果でNFLは33%を獲得し、…