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経営者の本分

 これからのIoT時代に経営者に求められるのは「革新と投資」です。先の金融機関の話を聞いただけでも、現状維持が非常に難しい時代になったということが理解できると思います。従来と同じことを繰り返している企業には誰も注目しませんし、金融機関が積極的に融資することもありません。経営者は、このまま黙って衰退していくのか、それとも変化して成長していくのかという選択肢を突き付けられています。

 当然ながら後者を選び、変化するために行動しなければなりません。ただし、注意しなければならないのは「見せかけの投資」をしないことです。私は金融機関に対して「本物の技術かどうかを見分ける」ためのアドバイスを行い、場合によっては、ヒアリングなどを通じてそれを見極めます。見極めるポイントは、「自分たちの強みを生かして特色を出せているかどうか」です。技術が先進的であるか否かではありません。技術的には一般的なものでも構わないのです。

具体的に、次のような場合は私は「不合格」と評価します。
・よくある事例を真似しているだけ
・ひたすら効率化だけを目指している
・実は全て外注で、その技術を理解している社員がいない

 つまり、自社が持っている強みを把握し、顧客に新しい価値を提供するという視点で経営を行なっていること。加えて、そのために立案された計画を理解するだけの知識を経営者が持っているかどうかが重要になるというわけです。IoTについて率先して学ぶ必要があるのは、実は「経営者」なのです。