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歴史は繰り返す

 かつてITという大波が押し寄せた時に、ベンチャー企業を大企業へと大きく成長させた社長は、ほとんど例外なく自分たちの本業に関する知識とは別にITに関して懸命に勉強しました。たとえ技術者ほどの知識は持ち合わせていなくても、経営に関わるさまざまな話が本物かどうかを見極められるだけの基本的な知識をそうした経営者は持っていたと言えます。経営者が基本的な知識を持つことが成功の鍵になるという点は、IoTや人工知能においても変わりません。

 今、かつてのIT革命の時代を振り返り、「もっと早く技術を見極めて投資すべきだった」と後悔している金融機関は少なくありません。その反省から、私のような技術者に声を掛けて技術の真贋を見極めようとしているのです。従って、これからのIoT時代に付け焼き刃的な知識や技術は通用しません。

 IoTや人工知能に関する基本的な知識を持ち合わせており、イノベーションに積極的で、そのために必要な投資をしっかりと行う。こうして、新しい顧客に真の価値を提案できる──。

 これが、経営者のみならず全ての管理職に必要なIoT時代の最低限のスキルなのです。