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 おいしいトーストが焼ける新型トースターを考える今シリーズの企画。前回は、ポルトガル製のパン焼き器を使って、“おいしいトーストにするには、パンに含まれる水分をいかに保持して表面を素早く焼くかがポイント”ということを確かめました。今回は、さらに2つの実験を行い、新型トースターの原型を考えます。

 では、まず前回の実験と考察を基に、新型トースターの実現方法を検討してみます。目指すトースターのコンセプトは、前回述べたように「1分以内で美味しくパンが焼ける廉価なトースター」でした。そこに要求される主たる機能(要素)は、「素早く焼く」「廉価である」「廉価である」「おいしく焼ける」の3つです。

 それぞれの実現方法を考えてみましょう。素早く焼くという点では、ガス燃焼器が考えられます。逆にセラミックヒーターやハロゲンランプなどは熱量が小さく適していません。なおかつ廉価であるという点では、どの家庭でもある家庭用ガスコンロを活用するという手があります。ガスバーナーやカセットコンロを新たに購入するのに比べて安上がりです。そして、これは焦げさせずにおいしく焼くためには、炎で直接炙るのではなく輻射熱を利用するのが良いと考えました(図1)。

図1 商品コンセプトと実現方法の検討
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図1 商品コンセプトと実現方法の検討