日本発のアナログ技術の表彰制度
受賞6者への贈賞イベントが開催

日本の大学の理工系研究室とエレクトロニクス分野のスタートアップ企業の研究開発を応援する「NE イノベーション・アワード」。『日経エレクトロニクス』創刊45周年を機にこれから継続的に実施する。今回のテーマとなる「アナログ信号処理を中心とした技術研究」で、最優秀賞などの受賞者への贈賞イベントが開催した。受賞スピーチと審査員からの講評のほか、米国から招いた著名なアナログ技術者からの特別講演があった。(詳細はこちら)
- 最優秀賞
広島大学 藤島研究室
無線通信で光通信の伝送速度を達成へ、「テラヘルツ波」対応のCMOSチップで実現 - 審査員特別賞
静岡大学 川人研究室
8K テレビ放送向けCMOS センサー、A-D 変換回路の工夫で240fps に - 日経エレクトロニクス読者賞
慶応大学 黒田研究室
近傍電磁界を使った非接触伝送技術、IC チップ/ ボード間接続に変革もたらす - 優秀賞
東京大学 高宮研究室
クロック発振回路の消費電力を大幅減、アンプを4個縦積みで電圧を有効利用 - 優秀賞
東京工業大学 益・伊藤研究室
無線通信回路での水晶フリーが目前に、PLLを2つ接続して高精度/低雑音を達成 - 優秀賞
東京工業大学 松澤・岡田研究室
ミリ波を使う無線通信で56Gビット/秒、「周波数インターリーブ」方式で実現