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2020年度診療報酬改定は…

武藤 では最後に、次回の2020年度診療報酬改定についてお聞かせください。

鈴木 2025年問題は非常に重要なポイントで、日本医療のピークを迎えるその後のことを考えると、直前の2024年はある意味で改定の本丸だと私は考えています。イメージとしては、2012年改定がホップ、今回2018年改定がステップ、そして2024年改定がジャンプといった感じでしょうか。今後は2024年に向けて、2020年と2022年でどう舵を切っていくかが大切だと感じています。

 これは実現可能かどうかは分かりませんが、従来の出来高払いを変更し、例えば糖尿病の管理であれば「HbA1cを一定の値に抑える」といった成功に対して報酬を支払うというやり方もあるでしょう。その代わり、それを誰が実現しても構わない。医師でも保健師でも栄養士でもいいというやり方も、イノベーションとしてはあり得ると思っています。私はこれを「医師の裁量権の拡大」だと解釈しています。一つひとつの行為が評価されるのではなく、医師のマネジメント能力や判断力が試されるということです。

武藤 「医師の裁量権の拡大」は非常に印象的な言葉です。そうなると、ある意味ではチーム医療がより大きな役割を担っていくといえそうですし、ICT活用の必要性が増すかもしれません。医療業界に新しいイノベーションが起きることを期待してします。

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