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田中 栄=アクアビット 代表取締役 チーフ・ビジネスプランナー
田中 栄=アクアビット 代表取締役 チーフ・ビジネスプランナー
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 「予防医療」が今、大きく変わろうとしている──。このことを皆さんはご存じでしょうか? 背景にあるのは「ゲノム」技術の進歩です。「生命の設計図」の解析が進んだことで、さまざまな病気のメカニズムが分かり始めてきました。これを応用することで、超早期に病気を発見したり、発症そのものを防いだりすることが現実に可能になってきたのです。例えば、「マイクロRNA(リボ核酸)」を調べることで、極めて高い精度でガンを発見できる新技術が実用化されようとしています。国立がん研究センターなどが取り組んでいます。

 マイクロRNAとは、簡単に言えばタンパク質(遺伝子)の断片のようなものです。細胞の種類により、それぞれ特徴的なマイクロRNAが血液の中に微量に含まれています。これを応用することで、例えば「miR-195」と呼ばれるマイクロRNAが検出されれば、それは「体内に乳ガン細胞がある」ということを意味します。実際、マンモグラフィーでは発見が難しい3mm程度の乳がんも99%の精度で検出できると発表されています。このマイクロRNAを調べる新手法により、何種類ものガンが調べられるそうです。しかも、必要なのはわずか5mlの血液だけだというのです。