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 こんにちは、世永玲生です。元家庭用ゲームのゲームデザイナーで、現在はWebプロモーションや解析、WebサイトやアプリのUI/UXの改善などの仕事を主にしています。いわゆる「ソシャゲ」のお仕事もたまにイベント設計などに関わったりしてます。

 さて任天堂のスマホゲーム第2弾「ファイアーエムブレム ヒーローズ(以下ヒーローズ)」の配信が2月2日に始まりました。同社のゲームの中でもマニアックな人気のあるシミュレーションRPG「ファイアーエムブレム」シリーズを元にしたスマホゲームです。

2月2日に配信が始まった任天堂のスマホゲーム第2弾「ファイアーエムブレム ヒーローズ」
2月2日に配信が始まった任天堂のスマホゲーム第2弾「ファイアーエムブレム ヒーローズ」
(出所:任天堂のWebサイト)
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あの任天堂がついに、「有料ガチャ」をスマホゲームに導入

 このヒーローズ、ゲーム業界や一部ネット上では、あの任天堂がついに「有料ガチャ」を導入したという話で盛り上がっています。ガチャはゲーム内のキャラクターやアイテムを得る「くじ引き」です。基本無料のF2P(フリー・ツー・プレー)の一般的なスマホゲームやソーシャルゲーム(ソシャゲ)では、ガチャを引く権利の有償販売が当たり前で、大きな収益源でもあります。有料ガチャの実装が収益を大きく左右する一方で、射幸心を煽り過ぎて異常な高額課金を引き起こしてしまったりと何かとやり玉に挙げられがちな課金手法でもあります。

 任天堂の故岩田聡先代社長が以前、有料ガチャに極めて否定的な発言をしたことがあり、任天堂は長らくガチャに消極的と見られてきました。実際、任天堂第一弾のスマホゲーム「スーパーマリオラン」はF2Pゲームながらアイテム課金やガチャを導入せず、1200円の買い切り方式でした(関連記事:手塚武~「スーパーマリオラン」はなぜ買い切り1200円なのか)。そんな任天堂がいよいよガチャを導入したとなれば、どういう実装をしてきたか、当然気になりますよね。

 もう一つ個人的に気になったのが、ファイアーエムブレムシリーズの代名詞であるゲームシステム「ロスト(死亡)」をヒーローズでは封印した点です。ロストについては後述しますが、このゲームに熱狂的なファンを生み出した原動力となったと言っても過言ではないほど特徴的なゲームシステムでした。スマホ版にはロストがない、という情報が流れるやいなや、「そんなのファイアーエムブレムじゃない」という否定的な意見など、賛否両論がネットでは渦巻いたのでした。