
続・そろそろソシャゲの秘密を語ろうか
目次
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手塚武~スマホ最大の弱点タッチ操作、「昇竜拳」でどう克服した?
今回はカプコン時代に僕が作ったiPhone版「ストリートファイターIV」での経験や試行錯誤を紹介しながら、「スマホで昇竜拳を出す」という難題を、どうやって解決するか(もしくは出来なかった)を説明していきたいと思います。
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森川幸人~AIは扱いに困る、「シュート」過ぎるから
森川幸人です。今回も引き続きゲームのAI(人工知能)について考えます。ゲームで使うAI、あるいはAIを使ったゲームは、シュートでしょうか?プロレスでしょうか?ゲームだからもちろんプロレスでしょう、という声が大半だと思います。しかし、それゆえ、悩ましい問題があります。
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吉岡直人~プロも嫉妬するグーグル新囲碁AI「Master」の棋力
2017年1月22日。僕はわくわくしながら日本の囲碁界の総本山である市ヶ谷の日本棋院を訪れました。「囲碁AI『Master』解説会」が開催されたからです。会場に入ると、定員50人のはずの会場なのにざっと100人ほどの人たちが既に席に着いてイベントの開始を待っておられました。
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世永玲生~任天堂がガチャ導入で「らしさ」を捨てた理由
任天堂のスマホゲーム第2弾「ファイアーエムブレム ヒーローズ(以下ヒーローズ)」の配信が2月2日に始まりました。このヒーローズ、ゲーム業界や一部のネットでは、あの任天堂がついに「有料ガチャ」を導入したという話で盛り上がっています。
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成沢理恵~「嫌われない広告」を渡辺雅央代表と語り合う
ちゅらっぷすの成沢理恵です。今回のテーマは「広告」。実は今回のゲストである渡辺雅央代表率いる2Dファンタジスタは、広告収益をメインとしたカジュアルゲームの名手としても業界では著名なのです。
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中嶋謙互~1人年間12円、マリオランのサーバー費用は破格の安さ
任天堂のスマホゲーム「スーパーマリオラン」はビジネスとして本当に失敗なのでしょうか? というのは、筆者はマリオランをプレーして「ずいぶんと投資効率が良さそうな造りのゲームだ」と感じたからです。オンラインで遊び続けるゲームでありながら、ゲームの運用に必要なコストがかなり小さく抑えられているようです。…
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手塚武~「格ゲー」のスマホ移植が超絶難度である理由
今回のテーマはスマートフォン(スマホ)ゲームの操作についてです。実はスマホの基本的な操作インタフェースである「タッチパネル」には、ゲーム操作の障害になる致命的な課題があります。多くのゲーム、特に「ストリートファイター」のような格闘ゲーム(格ゲー)に代表されるアクション系やシューティング系のゲームは…
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吉岡直人~宮崎駿を激怒させた「人工生命」の正体
「極めて不愉快ですよね。なにか生命に関する侮辱を感じます」--。声は穏やかですが、強い拒絶を示す言葉に会議室が一瞬にして凍り付きます。先日、NHKで放映されたドキュメンタリー「終わらない人 宮﨑駿」の1シーンです。
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森川幸人~AIの使いどころは考えどころ
AI(Artificial Intelligence、人工知能)技術への関心がとても高まっていますが、この技術はコンシュマー領域で使うには、使い道が難しい技術でもあります。「ゲームにAI」と一口で言っても、使われる場所と使われ方はいろいろです。ざっくり言うと、[1]ユーザーの動向判断や目標達成度の…
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世永玲生~なぜポケモンGOは「東北ラプラス祭」を実施したか
今回は「スマホゲームの運営に必要なご近所付き合い」のお話をしたいと思います。ポケモンGOのような拡張現実(AR)ゲームでは、これまでのスマホゲームでは一切気にする必要が無かったことが、大きな課題になりつつあります。一方でこれはスマホゲームの新たな可能性を示唆しているとも思うからです。
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成沢理恵~2Dファンタジスタ渡辺代表が語る「タップ」の気持ちよさ
ちゅらっぷすの成沢理恵です。この連載では毎回、業界で働く様々な実力派のゲストのみなさんと、ゲーム・プロデューサー一筋の私、成沢が語り合いつつ、ソーシャルゲーム(ソシャゲ)の秘密に迫るという体裁で進めています。今回のゲストは2Dファンタジスタの渡辺雅央代表です。同社はカジュアルゲームをメインに、ゲー…
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手塚武~「スーパーマリオラン」はなぜ買い切り1200円なのか
任天堂のスマホゲーム第一弾の「スーパーマリオラン」。先日、12月5日の配信開始と価格が発表されました。マリオランに関しては、大半が任天堂主導だと僕は見ています。それが垣間見えるのが今回ご説明する課金モデルとゲーム性です。マリオランはいわゆる「ソシャゲ」とは、課金モデルもゲーム性も異なるのです。
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中嶋謙互~「深セン I/O」エレキ技術者の仕事をゲームに
今回は、オンラインゲームのプラットフォームSteamで2016年10月7日に発売されたばかりの新しいインディーズゲーム「深セン I/O(Shenzhen I/O)」(開発Zachtronics)をみなさんにご紹介したいと思います。というのはこのゲーム、エレキ技術者の日々の仕事をゲームにしたと言って…
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吉岡直人~続・数学は金儲けの道具である
実は私、大学は数学科の卒業です。だから数学が金儲けの道具ばかりではないのは、私も良く理解しているつもりです。しかし、「数学は金儲けの道具である」という言い方を変えるつもりはありません。それはなぜか?より多くの若い世代の人たちに数学に興味を持ってもらうためです。
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森川幸人~AIでスマホゲームは「感性」を獲得する?
よく分かってない人のためのAI解説付き
現在は第三次AIブームと言われています。私は、2012年から始まった「AI第三の波」がゲームにどんな影響をもたらすのか、とても興味があります。果たして、AIとゲームは相性がいいんでしょうか?AIの進歩によりなにか新しいゲームの楽しさやジャンルを生み出していけるのでしょうか?そのためにまず、最新のA…
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世永玲生~プレステVRのバイラル力
見ている側“こそ”楽しいVRは「悲鳴」で売れる
今回は10月に発売されたVR(Virtual Reality)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)「PlayStation VR」(プレステVR)を題材に、SNSの口コミで製品やサービスの人気が高まっていく仕組みについてご説明しましょう。