スポーツ関連テクノロジー分野の研究開発で、日本国内で多くの助成金を獲得しているのは、東京大学、早稲田大学、筑波大学――。調査会社のアスタミューゼ(本社・東京都中央区)が、こんなランキングを発表した。

 同社は研究開発で生まれた無形資産の情報・戦略提供などを行っている。「インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ」分野における国内の科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)について、2006~2015年に交付された金額を大学・研究機関別にまとめた。

2025年の市場規模は40億5000万米ドルに

 対象としたのは、スポーツ分野にセンサー技術などのテクノロジーを適用する分野で、例えば、球技の練習や心拍トレーニングなどをサポートするウエアラブル機器などが含まれる。アスタミューゼは、同市場の2015年の世界市場規模を20億2500万米ドル、2025年の規模を40億5000万米ドルと推定している。

 この分野に対しては2006~2015年の総額で、国内で約30億円の科研費が交付されているという。調査対象となった研究機関・大学の数は197、研究テーマは489件。首位は約2億800万円を獲得した東京大学でテーマ件数は22件だった。2位の早稲田大学は24件で約1億3800万円、3位の筑波大学は15件で約1億1600万円だった。このほか、10位以内に、鹿屋体育大学、大阪体育大学と体育大が名前をつらねている。

インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ分野の科研費獲得ランキング(出典:アスタミューゼ)
インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ分野の科研費獲得ランキング(出典:アスタミューゼ)
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