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 今年で3回目の開催となる「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展(以下、超福祉展)」(主催:ピープルデザイン研究所)が、2016年11月8日に始まった。超福祉展は、今までの福祉の常識をくつがえし、障害者や高齢者などマイノリティーの人々とマジョリティーの人々の“意識のバリア”を取り除くことを目的としている。会場となる東京都渋谷区の渋谷ヒカリエ「8/(ハチ)」は早速、多くの来場者で賑わいを見せた。

 オープニングセレモニーでは、ピープルデザイン研究所 代表理事の須藤シンジ氏や渋谷区長の長谷部健氏ら、今年の超福祉展のキーマンとなる8人が登壇。須藤氏は「この活動の目的はダイバーシティーの実現。違った人々が混ざり合う日常が街、そして国の価値になる」と、超福祉展への思いを述べた。オープニングセレモニーの後半では、電動義手「Finch」のデモンストレーションが行われた。Finchを装着した人が実際に物をつかむといった動作を見せ、注目を集めた。

ダイヤ工業が大阪工業大学工学部の吉川雅博特任准教授、国立障害者リハビリテーションセンター研究所 神経筋機能障害研究室の河島則天室長と共同で開発した「Finch」。「気軽に使える義手」をコンセプトにしている
ダイヤ工業が大阪工業大学工学部の吉川雅博特任准教授、国立障害者リハビリテーションセンター研究所 神経筋機能障害研究室の河島則天室長と共同で開発した「Finch」。「気軽に使える義手」をコンセプトにしている
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新たな発見に出合える福祉機器展示とシンポジウム

 前々回、前回と障害者をはじめ、福祉関連企業の担当者や一般人からも多くの反響があった福祉機器の展示。今年も最新のテクノロジーを使った”思わず使ってみたくなる”福祉機器が多数展示されている。自分の足でこぐ世界初の電動車いす「COGY」や、軽量折りたたみモビリティースクーター「ラギー」など、実際に体験できる製品もあり、来場者は楽しみながら福祉機器に触れることができる。

 さらに、今年はTakram ディレクター/デザインエンジニアの緒方壽人氏をディレクターとして招き、企画展示を開催。「Take the Next Step」をテーマに、緒方氏が開発者に話を聞きにいき、その製品が生まれたキッカケや思いを表現している。

緒方氏による企画展示。ただ“見る”だけでなく、製品の裏側にある“プロセス”や“ストーリー”を実感できる
緒方氏による企画展示。ただ“見る”だけでなく、製品の裏側にある“プロセス”や“ストーリー”を実感できる
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 また、シンポジウムにも新たな企画を加えた。タイムアウト東京と共同で、同社代表取締役の伏谷博之氏による「Beyond Diversity」をテーマにした、5つのセッションが行われる。科学やテクノロジーの発達による未来のライフスタイルや可能性、そしてそれに伴う課題について発信していく。

渋谷の街なかで楽しみながら“超福祉”を体験

 超福祉展では、積極的に“街なか”にも展開していく。渋谷を象徴するハチ公前広場では、ヤマハ発動機の最新モビリティーが集結。さらに超福祉を考えるトークセッションも行われる。渋谷・宮下公園では、最新モビリティー7機種を用意し、障害の有無に関わらず試乗できる。同時に宮下公園では、超人スポーツ体験も開催。ハンドル型電動車いすに乗りながらバーチャル魔法を撃ち合って対戦するスポーツなどが楽しめる(ハチ公前広場/宮下公園共に11月12日に開催予定)。

 超福祉展の会期は11月14日まで。