再エネへの総投資額は1兆円以上

 近年、ドバイは再生可能エネルギーの導入や推進を加速しており、2015年には「ドバイ・クリーンエネルギー戦略」を策定した。2030年までに25%、2050年までに75%のエネルギーを太陽光などのクリーンなエネルギーで賄うのが目標だ。

 この目標を達成するために、同国は2030年までにすべての建築物の屋根に太陽光発電システムを設置するとし、再エネ分野だけで136億ドルの予算を割り当てている。このようにして太陽光で発電される電力は、それぞれの住宅やビルで消費されるだけでなく、余剰分は同国の電力事業者であるドバイ電気・水道局(Dubai Electricity and Water Authority:DEWA)の系統網にも供給される見込みだ。

 ドバイでは2020年に万国博覧会「EXPO 2020」が開催される予定となっている。DEWAはそれまでにドバイのスマートシティー化を進め、エネルギーや水道のインフラをネットワークに接続、統合するという計画を明らかにしている。このため、今後ドバイではスマートメーターや電気自動車(EV)用の充電ステーションといったスマートグリッド関連の社会インフラ整備が急速に進むとみられる。