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1990年代の8年間、私は香港に住んでいたので、日本で携帯電話を初めて持ったのは確か2000年のことだったと思う。香港ではフィンランドNokia社の携帯電話を使っていた。当時、香港で携帯電話と言えばNokia社、米Motorola社、スウェーデンEricsson社の3社が圧倒的なシェアを誇っていた。だから日本でも当然、この3社のうちから選ぶことになるのだろうなと思って家電量販点に向かうと、店頭に並んでいるのは日本のメーカーのものばかり。先の3社の中では唯一、Nokia社のものが1台だけ置いてあったが、他の2社は影も形もなかった。日本の携帯電話市場がその閉鎖性からガラパゴスと呼ばれるようになるのはこの出来事の後のことだが、この当時既に私は日本市場の特異性を体感したことになる。

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