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 SIMフリースマートフォン(スマホ)の解禁とともに、日本での知名度が増した中国系スマホの代表格と言えばHuawei社(華為)だろう。調査会社米Gartner社の調べで、Huawei社は2014年のスマホ販売台数が6808万台あまりで世界4位と、既に押しも押されもせぬ世界的大手である。日本ではSIMロックの壁に阻まれていたが、家電量販店のPOSデータを集計したデジタル機器の販売ランキングであるBCNランキングでは、2015年10月12~18日の携帯電話売れ筋ランキングで1~11位を米Apple社の「iPhone 6」「iPhone 6s」が占めるという圧倒的強さを見せる中、Huawei社の「P8 Lite」は17位にランクインしている。iPhone以外でHuawei社の上にいるのは京セラのガラケー「GRATINA2」、シャープのスマホ「AQUOS CRYSTAL Y」、台湾ASUSTeK社(華碩)のスマホ「ZenFone 2 Laser」の3機種のみ。最近はネットのデジタル家電情報などでも「ファーウェイ」という名前を頻繁に見かけるようになった。日本でも既に代表的なスマホの1つになったと言えるだろう。

 そのHuawei社は、お膝元の中国市場で、ライバルの中国Xiaomi社(小米科技)を抜いて初めて首位に立ったことが話題になっている。2015年7~9月期の中国市場におけるスマホ出荷台数で、Huawei社は前年同期比81%増を果たし、前年同期比で初のマイナス成長に陥ったXiaomi社を抑えたとの調査結果を、調査会社Canalys社が2015年10月21日に明らかにしたのだ。ただ、Canalys社は同年10月末に詳細なデータを公表するとして両社の具体的な台数やシェアを明らかにしていない。

 一方で、調査会社IHS Technologyのアナリスト王陽氏はCanalys社の発表と同じ日、ミニブログ「Weibo」(微博)への投稿で、2015年7~9月期のスマホ出荷台数はXiaomi社が1850万台、Huawei社が2740万台で、うちHuawei社は1000万台強が海外市場、Xiaomi社は大半が中国市場だったことを明らかにした。中国市場の比重が圧倒的に高いXiaomi社の減速は、中国経済の落ち込み共々、気になる現象である。