PR

BtoB事業をコンシューマー事業で強くできるか

 ところで今回の説明会は、家庭用ゲーム機「プレイステーション 4(PS4)」が同社歴代で最速のペースで売り上げを伸ばしている中で開催されました。このために平井氏が、説明の重点をこれまでよりコンシューマー事業に置いている側面はあるでしょう。一方同社は、自動車や医療の分野での企業向け事業も強化しており、過去の説明会では、こちらを強調した説明をしてきたことがあります。つまり、今はコンシューマーと企業向けの両事業の利点を都合よく使い分けていると言えます。

 企業向け事業でも技術者をはじめとする人材は競争力の要となります。同社が粘り強い構造改革でコンシューマー事業の強さを維持し、企業向け事業への相乗効果を発揮するようになれば、高い競争力を維持できるはずです。コンシューマー事業を見切って企業向けに専念した競合よりも人材獲得・定着で優位に立てるからです。これを実現させてこそソニーの復活でしょう。