PR
プロパイロットを搭載したミニバン
図1 プロパイロットを搭載したミニバン
[画像のクリックで拡大表示]
カーブした道路で先行車を追従
図2 カーブした道路で先行車を追従
[画像のクリックで拡大表示]
自動運転の状態をディスプレーに表示
図3 自動運転の状態をディスプレーに表示
[画像のクリックで拡大表示]

 日産自動車が2016年7月13日に、自動運転技術「プロパイロット」の詳細を発表しました(関連記事1)。自動車専用道路の単一車線における自動運転を実現するものです。第1弾として、2016年8月下旬に発売する新型ミニバン「セレナ」に搭載します(図1)。

 今回発表したプロパイロットは、SAE(米自動車技術者会)が定義する「レベル2」に相当する自動運転技術です。レベル2の自動運転では加減速や操舵などの制御の主体はシステムですが、クルマ周辺の監視などの他の作業は運転者が主体で行います。

三つの機能を実現

 プロパイロットを搭載したミニバンに、日産追浜工場内で試乗しました。実現する機能は(1)速度維持(2)追従・停止・停止保持(3)ステアリング制御──の三つです。このうち一つめの速度維持ではアクセルを自動で制御し、運転者が設定した速度で走行します。

 二つめの先行車追従・停止・停止保持では、アクセルとブレーキを自動で制御して先行車との距離を保ちながら走行し、先行車が停止すると自車も止まります。停止時間が3秒以内であれば、先行車の再発進に合わせて動き出します。3秒以上停止した場合は、ステアリングのボタンを押すことなどで再発進します。

 三つめのステアリング制御では、自動操舵の機能によって道路の中央付近を維持しながら走行します(図2)。

 プロパイロットでは、これらの機能を単眼カメラだけで実現しています。フロントウインドーの室内側に取り付けた単眼カメラで、先行車や道路の白線を読み取ります。単眼カメラで先行車との距離や車線内の自車の位置を把握し、その情報を基にアクセルやブレーキ、ステアリングを制御します。

 実際に試乗してみて、高速道路で長い渋滞にはまった時や、長時間一定の速度で運転する時に便利だと思いました。操作も簡単で、ステアリングの専用スイッチを二つ押すだけです(図3)。