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 2016年10月7日まで開催された「CEATEC JAPAN 2016」の来場者数は、対前年比9.1%増の14万5180人だった。テーマを「IoT(Internet of Things)」と「CPS(Cyber Physical System)」 に転換するとともに、役割を技術・製品見本市から異業種連携などによる共創を生む場へと変えたことが奏功したようだ(関連記事1)。

 CEATEC(2000年~)の起源を遡ると、「テレビラジオパーツショー」(1958~1961年)、「エレクトロニックパーツショー」(1961年)、「日本電子工業展」(1962~1963年)に行き着く。主には電子部品の見本市だった。電子部品を応用した「機器」まで含めた展示会が「エレクトロニクスショー」(1964~1999年)である。

 電子部品の主たる応用機器が、まさに「電子機器」だった1980~1990年代、来場者数は大阪開催年を除き30万~40万人台。ピーク時の1986年には44万3500人となった。米国で開催の民生機器分野の展示会「CES」の来場者数は、過去最高の2016年に17万7393人である。往時の「エレショー」の賑わいぶりがうかがえる。

 「ソーシャル・デバイス」が下支えするIoT時代に、電子部品の応用先が「非電子機器」にも広がっているなか、CEATECの変身と、わずかながらの復活は、自然なことかもしれない。実際、交通インフラや農業分野、医療、建築など、電子部品の広がりを感じさせる展示は多かった(関連記事2)。