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新規来場者を呼び込む

CP+2017の方向性
CP+2017の方向性
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 2016年は特に苦しかっただけに、CIPAは2017年にその復活をかけている。その足がかりにしたいと考えているのが、CP+2017である。2017年は前年を2200人ほど上回る、7万人の来場者を目標に掲げる。出展は順調なようで、「出展小間はすべて売り切れで、現在はキャンセル待ちの状態」(CIPAの笹氏)だという。出展が盛況な理由をCIPAのある関係者は、「業界が苦境なだけに、そこから脱したいと思う企業が多いのではないか」とみている。

 CP+2017のテーマは「一緒に行こう!」。これは、学生や若者、女性、ファミリー層などの新規来場者を積極的に取り込みたいという主催者側の意図を反映している。主催者によれば、CP+の来場者の9割ほどが、プロのカメラマンや写真を趣味にしている人だという。それだけに、新しい来場者を増やしたいのである。そこで、例えばCP+では学生向けイベントを開催したり、著名なカメラマンによる無料撮影会を開催したりする。「ご当地キャラ」との撮影イベントも予定する。ベビーカーを押しながら会場内を歩けるように、会場レイアウトに工夫を施すという。

 加えて、中古カメラなどの販売イベント「CP+ 中古カメラフェア」の期間を延ばす。昨年は、4日間の会期中3日間だけ開催していたが、今年は4日間開催する。主催者によれば、昨年の中古カメラフェアには20〜30代の女性が多数参加したという。それだけに、同販売会の期間延長は、女性参加者の来場を促す狙いがあるようだ。

 ちなみに、今回の発表会に参加して筆者が驚いたことが一つある。何と参加者の中に、「子連れ狼」ならぬ、「子連れ記者」がいたのだ。ベビーカーに載った子供とその親を少なくとも2組見かけた。

横浜市市長の林文子氏が登壇し、「フォト・ヨコハマ2017」などをアピールした
横浜市市長の林文子氏が登壇し、「フォト・ヨコハマ2017」などをアピールした
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 同僚と、「保育園に預けられないときは“子連れ記者”になりますか」などという話をしたことはあるが、本当に見たのはこれが初めてだった。もちろん、“保活”が大変なのは重々承知している。ただ、学会などでは親が参加中、保育士が子供の面倒を見ていてくれる。そういったサービスが発表会に存在してもいいのではないか、と思った。

 ただ、そもそもその子連れの人が記者ではなく、関係者だったのかもしれない。その場合、CP+はファミリー層でも気軽に来場できる、ということをアピールしたかったのか。それとも、子育て支援に力を入れる横浜市が後援しているのが関係していたのだろうか。真相は分からなかった…