PR

 ウエアラブル・デバイスがものづくりの現場に広く普及しようとしています。ハンズフリーで情報を操作・発信できるという利便性が、現場で大きな効果を発揮するからです。例えば、プライバシーなどの問題から消費者向けでいったん頓挫した米Google社の眼鏡型ウエアラブル端末「Google Glass」。Google社は、捲土重来を期して2015年内にも製品化するとみられています。公式発表こそまだありませんが、製造現場を含めた業務用途をターゲットに据えて製品を投入する準備を進めているようです。

 日経ものづくり編集部は、実際の現場での雰囲気や空気感を探るため、「日経ものづくりNEWS」の読者を対象に、「現場の情報化とウエアラブル機器」についてアンケート調査を実施しました。そこで集まった回答は非常に興味深いものでした。

 「職場にウエアラブル機器を導入していますか、あるいは導入に興味はありますか」と聞いたところ、「既に導入している」との回答は2.0%にとどまりましたが、「導入を検討している」が12.3%、「導入検討には至っていないが興味はある」が55.2%となり、これらを合計すると、ほぼ70%が導入に前向きな姿勢を示していることが分かりました。

 製造業の関係者の多くが高い関心を寄せるウエアラブル・デバイス。今回お届けする2015年10月号の特集1「現場みんなにウエアラブル」では、ウエアラブル活用で業界の先頭を行くパナソニックの工場内部の模様を「誌面実況中継」するところから始めました。同社の群馬大泉工場をつぶさに取材したところ、ちょっと意外な狙いがあることが分かりました。それは、マスカスタマイゼーション時代の秘密兵器としてウエアラブル・デバイスの導入を進めていることです。

 詳しくは誌面をご覧いただくとして、ウエアラブル・デバイスの活用によって、マスカスタマイゼーションによって煩雑になる作業指示システムの効率化などを進めています。この特集1では、パナソニック以外のユーザーの取り組みや、ウエアラブル・デバイスの最新動向なども詳しくご紹介しています。担当したのは吉田デスク。たくさんの取材場所を飛び回り、特集をまとめ上げました。