日本でも売られている
なぜ、台湾では時間が止まったような電鍋が今も売られていて、日本の電気釜は電鍋とは異なる進化を遂げ電子炊飯器になったのか。著者は、その理由が台湾と日本の技術の違いにあるのではなく、食文化の違いにあるとみる。中華圏における食文化では、おかずが重要であり、日本の食文化の方がコメ自身の味を重視するというのが著者の分析だ。
それにしても日本の展示会で電鍋が出品されていたのは、グローバル化による。日本に住む台湾出身者に向けているのだ。製造元は、日本市場にネット通販サイトを使って販売している。
今回のランキングで1位の記事は、「iPhone SE」の発売当初の売れ行きが以前の機種に比べて不調にもかかわらず、品薄の状況になっている点に着目し、製品の需要を占っている。注目市場は、中国と並んでインドだという。