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 中小型パネルの供給は、従来の既存A-Si(アモルファスシリコン)工場における大型から中小型への転換による能力増強から、LTPS(低温ポリシリコン)、OLED(有機発光ダイオード)などへのG6新規投資による能力増強に軸足を移している。その背景には、iPhoneに端を発するスマートフォン用パネルの高精細化・狭額縁化という需要要因に加え、中国では地方政府を中心に、設備投資に対する強力な支援が実施されていることがある。

 大型との共用ラインも含め、中小型パネル向けの生産能力のうち、現時点でLTPSとOLEDが占める比率は22%程度である。筆者はこの比率が2018年4Qには29%へ上昇すると予想する。特に、iPhoneのOLED採用を受けてOLEDの生産能力が加速度的に増加していくとみており、OLEDの生産能力は2018年3QにLTPSの生産能力を超え、2018年4Qには現在の2倍になると予想する。

 地域別では、韓国、それも韓国Samsung Display社が他を圧倒するだろう。初のフレキシブルOLED専用ラインであるA3(G6)の生産能力は2017年中に135K/月への拡張が予想される(うちiPhone向けが105K/月)。これとは別にA4工場(L7-1建屋。G6で30K/月以上)、A2-E(増設とV1工場の活用。G5.5で+20~30K/月程度)、A1工場(G4.5の増設。車載用などと考えられる)を相次いで能力増強するとみられる。

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