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シャープは液晶売却も俎上に

 シャープの上期営業損益は、252億円の赤字。前年同期の営業利益292億円から544億円の減益となった。デジタル情報家電部門が赤字に転落したが、これは同社も想定していたとみられ、下期には黒字転換を見込んでいるようだ。

 何と言っても課題は、ディスプレイデバイス(液晶)部門。スマートフォン向けパネルの価格下落やシェアの低下により、同社の想定をはるかに超える業績悪化に見舞われた。メインバンクなどの資本援助を受けてバランスシートはある程度改善されたが、自力で液晶事業を継続する体力は絶対的に不足している。事業売却を視野に入れた、抜本的な対策を早急に立てることが求められる。

 同社は2015年10月にカンパニー制を導入したが、それぞれの事業の独立性を求めるだけでなく、残すべき事業とそうでない事業のすみ分けを明確にした上で経営方針を立てる必要がある。この判断を誤れば、会社の存続そのものが危ぶまれる。

会社決算資料よりIHS Technology作成
会社決算資料よりIHS Technology作成
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