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NECには「攻め」を期待

 NECの上期営業利益は234億円。前年同期から52億円の減益となった。4部門とも黒字を計上するなど一見安定しているようだが、上期の連結売上は7215億円と、国内電機大手8社の中で唯一、1兆円に届かなかった。

 半導体、液晶、携帯端末など多くの分野で世界のトップクラスの実績を残してきた同社だが、いずれの分野でもシェア争いで敗北。事業を連結から切り離し、比較的価格競争のゆるやかな事業に軸足を移してきた。結果として業績は以前よりも安定しているが、海外売上比率は徐々に低下しており、現在は20%程度にすぎない。

 多くの海外事業で赤字を計上した以上、それらを収束させるのは必要な措置ではある。だが、同社の現状には物足りなさを感じる。本来持っている強みを生かした「攻めのビジネス」を期待したい。

会社決算資料よりIHS Technology作成
会社決算資料よりIHS Technology作成
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