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 2015年の世界半導体市場は、前年比0.8%減とわずかながらマイナス成長で終わりそうだ。当社(IHS)では、2016年は前年比1.7%増のプラス成長を見込んでいる。以降、2017年は前年比2.9%増、2018年は同2.9%増、2019年は同4.8%増と、低成長が続くと見ている。

 これまで筆者は、IoT(Internet of Things)や自動車関連の半導体需要について、前向きな見通しを述べてきた。だが、足元では特段の大きな期待を持てる状況にはない。仮に当社がもっと強気な予測をしたとしても、業界関係者からは「どこにそんな需要があるのか」と違和感を持たれるだろう。

 だが、新しい需要が立ち上がる直前の雰囲気とは、こんなものではないだろうか。期待できそうな流れはあるが、それが何かははっきりしない。今回は2016年以降の半導体市場を見わたし、そんなモヤモヤを解消することに努めたい。