「環境のトヨタ」はどう出るか?

 前述したように、アラバマ州では、遅れているとはいえ、128MWの太陽光発電が導入されている。これには、積極的な再エネ導入目標を掲げる米陸軍が貢献している。

 米国の陸軍、海軍、空軍、海兵隊の4つの軍を配下に持つ米国防総省は、「2025年までに消費エネルギーの25%を再エネで賄う」という目標を掲げており、具体的に2025年までに太陽光発電を含め出力3GWもの再エネを導入する計画を進めている。

 その一環として、アラバマ州に基地を持つ米陸軍はアラバマパワー社とパートナーシップを組み、2016~2017年にかけ計3サイトにメガソーラーを建設した(図2)。

図2●陸軍のアラバマ州アニストン集積所に設置されたメガソーラー
図2●陸軍のアラバマ州アニストン集積所に設置されたメガソーラー
(出所:Karim Shamsi-Basha/Alabama NewsCenter)
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 トヨタ自動車も、アラバマ州のエンジン工場に2009年に5kWの太陽光発電システムを設置し、その後16kWを増設したものの、まだまだ設置規模が小さく、本格導入にはほど遠いレベルだ。

 とはいえ同社は、環境経営への取り組みで知られ、生産工程の低炭素化に向けた目標も掲げている。ウォルマート社や陸軍に続いて、トヨタもアラバマ州の再エネ導入拡大に貢献できるだろうか?(図3

図3●アラバマ州にあるトヨタ・モーターの敷地内に設置された太陽光発電
図3●アラバマ州にあるトヨタ・モーターの敷地内に設置された太陽光発電
(出所:Toyota Motor Corporation)
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