太陽光比率「2030年までに20%」

 この2万件の節目を達成した後、SEIAは、2030年までに太陽光が米総発電量の20%を占める、という意欲的な目標を発表した。太陽光は増加したと言っても、2019年5月時点で米電力供給量のわずか2.5%に過ぎないことを考えると、極めて挑戦的な目標と言える。

 この目標はSEIAの「ソーラー・プラス・10年間」という計画に含まれていて、他の産業とコラボレーションのもと、今までに太陽光の大量導入を妨げた様々な難題を克服していくものだ。SEIAによると、この「20%目標」を達成するためには、太陽光、風力、蓄電池産業が共に協力して強力に連携し、複雑な電力市場に変革していかなくてはならない。そのため、この計画は「ソーラー・プラス・10年間」だけでなく、「ソーラー・プラス・蓄電池」、「ソーラー・プラス・系統の近代化」、「ソーラー・プラス・風力」など、複数のコラボレーションが重要になってくる。

 具体的に、この目標を達成するためには、2020年代に年平均成長率18%で伸び続ける必要があり、それは、2030年までの間に平均で毎年39GWの太陽光発電を導入することに匹敵する。ちなみに、2030年単年の年間導入量は、2018年の導入量(10.6GW)の626%(6.26倍)の77GWに達するとされている(図3)。

図3●米国太陽光発電年間導入量推移(GW)
図3●米国太陽光発電年間導入量推移(GW)
(出所:Solar Energy Industries Association)
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