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日常生活で過去から驚くほどに変容したモノやコトを目撃することがある。それを引き起こすキッカケは何だったのか。当初気にもかけていなかった小さな変化の中に事業環境を大きく変えるものが隠れている。グローバル企業のコンサルティングなどで多くの実績を残し、英文レポート「『未来技術展望』シリーズ」(日経BP社)を発刊する米Strategic Business Insights(SBI)社の高内章氏は、その「変化の予兆」を捉えることが事業計画のカギと指摘する。
* SBIは、米スタンフォード大学が設立したスタンフォード研究所をスピンオフした戦略ファーム。

モテ期絶頂でハツラツとしていたあいつが…

 「毎日生活していてもさほど大きな変化は感じないけど、しばらくして振り返ってみると、短い間にずいぶん変わったんだなぁと驚く」。よくあることである。

 例えば同窓会。学友の見事な変わりっぷりに思わずのけぞった、なんてご経験をされた方も多いのではないか。自分は毎日自分をみているので変化に気づきにくいが、もしかするとのけぞっているのは、相手も同じかもしれない。

 だが、その中でもひときわ目を引くのは、学生時代の印象を大きく変えた面々だ。モテ期絶頂でハツラツとしていたあいつが、眉間に皺をためて暗い目の男になっていたり、ゼミでは端っこで小さくなっていた劣等生が大学教授になって威厳のあるオーラを発していたり。ちょっとしたキッカケで人は大きく成長し、ふとした出会いがその人の生き方を大きく変える。

 昔日の印象とはかけ離れた旧友に出会った時の驚きは、こうしたキッカケから生まれているのかもしれない。

 考えてみれば、むしろ何のキッカケもない人生のほうが珍しい。そのキッカケが大きかった人ほど、過去の記憶とかけ離れた印象に至るのではないか。今日お話ししたいのは、そんな「驚くほどの変容のキッカケ」についてである。

 なぜって? そういう不連続な変化を起こすキッカケは、人の身にだけ訪れるわけではないからである。