PR

未来を予測するのではなく、レセプターを立てて備える

 この「変化の予兆」を探す作業は、変化の可能性を感じさせる記事の要約と、その記事を見つけた人の意見を付与したアブストラクトと呼ばれるドキュメントを毎月100件程度収集することから始まる。

(図:米Strategic Business Insights社)
(図:米Strategic Business Insights社)
[画像のクリックで拡大表示]

 SBIが主催する場合は、アブストラクトを用意するのはSBIの重要な役割だが、社内などで実施する場合は、専門の委員などを任命してもよい。そのアブストラクトを手に20名程度の多様なメンバーが集い、「変化の予兆」を見つけるためのブレストを実施し、その結果を記録してメンバーと共有し続ける。

 このようにしてScanningを継続し、社会で起きている変化と自社との関連について議論することに慣れたメンバーは、自社との関連の中で多くの「変化の予兆」を記憶していくことになる。こうした記憶は、新たな情報の捕捉に際して敏感に反応する組織のレセプター(受容体)となり、変化を自社への影響という観点で観察し続ける習慣を根付かせていく。

(図:米Strategic Business Insights社)
(図:米Strategic Business Insights社)
[画像のクリックで拡大表示]