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2025年における医療の世界

 2016年以降、こうしたトレンドが顕著になっていき、2025年にはすべてが本格化し、患者の自己健康管理とデジタルヘルスの普及によって、医療の提供体制がよりフラットになっていく。

 健康的なライフスタイルを支えるツールも充実する。ウエルネスデバイスによる医療情報の共有が進み、自己の身体データの数値化とデジタルヘルスの普及に拍車がかかる。ウエアラブル端末やモバイル端末、遺伝子解析を通じて蓄積される患者の個人情報はとどまることなく増え続け、データのセキュリティ確保が重要課題となる。

 統合型の医療は医療従事者が医療機関で提供するというより、患者が中心となり、さまざまな医療現場で一貫性のある医療を受ける形になっていく。それぞれの医療提供者は治療に伴うリスクと負担を分担できる。ケアの各段階で患者を診察する際には、それまでの情報を参照でき、似た検査をやり直さなくて済むため、医療費を節約できる。

 また医療関連企業だけでなく、テクノロジーやIT関連など本来は異業種だが、既に医療分野に参入、進出した企業にとって、さまざまなビジネスチャンスが出てくるだろう。