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医療機器のM2M化で何ができるのか

 NTTドコモでは、第三世代(3G)の周波数帯の人口カバー率100%をうたっている。つまり通常、人が居住する場面において、実質的に100%の電話通信が可能というわけだ。医療機器にSIMフリー端末・ユニットを内蔵し、たとえばNTTドコモのSIMカードを使うことで電話回線を経て医療機器にアクセスする、または医療機器からのデータを取得することが可能となる。

 見守り医療機器やヘルスケア機器によって、体調の異変「アラート」や「バイタルサインデータ」を常時または適宜に発信し、それを管理するホストPCなどから医療機器に対してメッセージを送ることなども可能となる。近年普及しているモバイルWi-Fiルータを介して医療機器にWi-Fi端末を追加しても良いだろう。

 たとえば高齢者の体温状態や活動状態のモニタリング情報からエアコン、床暖房、各種ヒーターに至るまでM2M対応機器となれば、自動的に最適な温湿度コントロールがなされる。また、入眠の際の照明コントロールや、REM睡眠中の眠りが浅くなったときに自動的にブラインドを開く機器に連動すれば、快適な起床を補助する機器なども考えられる。温度、湿度、加速度、CO2、照度、人感などあらゆるセンサー、それらにより得られたデータ・情報を加工しM2M機器につなげることも可能となる。

 今後、各メーカーはこの分野の技術開発も念頭に置き、未来の医療機器を開発する必要性を迫られる。さらには、遅れ気味の行政側においては、このような機器利用に対する法整備も急務となる。次回は、実際に使用されているM2M機器や医療機器ネットワークについての具体例を紹介する。