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データから見える特徴とは…

 ステップ・パルサを使うと、どういった効果があるのか。図2は、10人の成人男性によるステップ・パルサとランニングマシン、エアロバイク(負荷100W)の比較で、大腿直筋の活動量を計測している。大腿直筋の活動量は、筋電図を1秒間測定した平均値としての積分筋電位として表示されている。

図2 大腿直筋の1秒間における平均積分電位
図2 大腿直筋の1秒間における平均積分電位
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 ステップ・パルサの足踏み周期が72回/分であるのに対して、ランニングマシンの速度も72回/分で歩ける速度に設定。エアロバイクは100Wの負荷で36回/分、つまり、体には同等の負荷を加える条件設定での大腿直筋の活動量を測定している。この結果、ステップ・パルサは、100W負荷のエアロバイクと同等の活動量が確認されたというのが図2の見方だ。ちなみに、ランニングマシンでは、大腿直筋の活動量は両者に比較して1/3程度となっている。

 図3は、図2と同じ条件での運動に関して、機器使用2分後の心拍数を示している。この場合、ステップ・パルサはランニングマシンでの心拍数増加と同程度、つまり、心臓への負担はランニングマシン程度となる。一方、エアロバイクでは20回/分程度の心拍数増加が認められ、ステップ・パルサとランニングマシンに比べて心臓への負担が大きいことが分かる。

図3 各運動機器使用2分後の心拍数
図3 各運動機器使用2分後の心拍数
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 これらの結果が示唆するのは、ステップ・パルサは無負荷ゆえの低負荷運動でありながら、下半身の活動量は負荷のあるエアロバイクと同等の効果が得られる、というわけだ。これは、とりもなおさず、高齢者や心臓疾患患者などのロコモティブシンドローム予防に最適であると考えられる。

 もちろん、ロコモティブシンドロームは、下半身だけの運動機能の強化だけでなく、平衡感覚も訓練する必要がある。そのための対策として、上下運動だけでなく上下左右に動く機能の訓練で対応している。こうした副次的な機能も備わっている点は、心臓だけでなく腰への負担が抑えられる利点も有していることになる。

 昨今では、「健康寿命を延ばそう」とさかんに叫ばれている。その目的達成へのツールの一つとして期待できる製品だと受け止めている。