PR

広がる生体情報モニタリングの応用範囲

 このシステムは災害対策を目的としたものであるが、この先にはさまざまな機器への応用が期待される。一例を挙げると、在宅介護・福祉分野では、高齢者をはじめとしていつ発症するか分からない急激な体調の変化確認機能も想定される。離島や病院不在地域においても行政や市政などが集会所のような場所に簡易的な設備として導入すれば、医療施設の希薄な地域での医療にも役立つ。

 次に、未病領域での展開も考えられる。例えば、睡眠障害のモニタリングや労務管理、または自動車運転時のモニタリング機器としても応用領域は広がる。さらに、スポーツジムでのモニタリングや健康運動促進のための情報収集機器としてクラウドが利用できるようになる。

 生体情報という医療情報からセキュリティー技術と連動した機器への応用も期待されるだろう。人命救助という災害対策のための技術導入が、クラウドによりデータ処理可能となれば今後は多くの有益な機器へと変貌する可能性を秘めている。症例や処置に対する対応事例がデータとして積み重なれば、データ分析による救命率の解析が可能とる。また、ナレッジベースとしても知見の共有が可能となり、過去に経験のない処置への対応も可能となるだろう。