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 街角、家庭、オフィス、空港、公園、そして新幹線や飛行機の中でも、気がつけば我々の周りにはコーヒーの薫りが漂っている。「ワールド・カフェ」*1「コンビニカフェ」「ノマドカフェ」*2「ものづくりカフェ」*3「猫カフェ」*4など、カフェとネーミングされたモノやコトも多くなっている。はたして、単にコーヒーが飲める場所が増えているだけということなのだろうか--。今回、社会の隅々まで浸透している「カフェ化」を考察し、その本質を探る。「カフェ化」は現代社会の縮図であり、そこから社会、テクノロジー、経済のトレンドが見えると筆者は考えている。

*1 ワールド・カフェ 「カフェのように人々がリラックスした雰囲気の中でオープンに会話できる空間でこそ、多くの知識や知恵が生まれる」という考え方に基づいた話し合いの手法。Juanita Brown氏とDavid Isaacs氏が開発し提唱した。

*2 ノマドカフェ ノマドとはギリシャ語を起源とする「遊牧民」という意味の言葉。職場や自宅といった決まった場所ではなく、カフェなどでノートパソコンやタブレット端末などを使って仕事をするスタイルをノマドと呼ぶ。ノマドカフェとは、そうしたノマドを受け入れてくれるカフェを指す。

*3 ものづくりカフェ 店内でモノをつくることができるカフェのこと。

*4 猫カフェ 猫と触れ合いながら飲食ができるカフェのこと。

 今回の記事を書こうと思ったのは、「ザ・ラボ カフェラボ」(以下、カフェラボ)で「カフェ化」の広がりに気づいたことがきっかけだ。

筆者に「カフェ化」の広がりを気づかせたカフェ「ザ・ラボ カフェラボ」
筆者に「カフェ化」の広がりを気づかせたカフェ「ザ・ラボ カフェラボ」