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システム開発を促すプラットフォーム

 プラットフォームは、もともと多様な意味で用いられてきた言葉だ。西岡氏はその用法について大まかに、[1]自動車の車台に代表される共通仕様、[2]コンピューターのOS、[3]クラウドコンピューティングのフレームワーク、[4]分散化したシステムのオペレーションを支援するもの、[5]関連する複数のアプリケーションを統合したワンストップサービス、[6]多様な組織や個人が協業するための場、の6つに分類する。IVIが提唱するプラットフォームは[4]に相当する。具体的には、前述のシナリオを実現するITシステムの構築/実装を支援するものという位置付けだ。

 プラットフォームでは、全体システムを構成する個別システム間のインターフェースを整理することで、システム同士の連携を円滑化するとともに、個別システムの開発が活発になされるようなエコシステムの創出を狙う。シナリオから導かれるシステムの要件を基に、プラットフォームでは「システムの目的」「用語」「機能モデル」「データモデル」などから成る「プロファイル」を定義する。このプロファイルによって、ITシステムの構築/実装を効率化できるという。

シナリオとプラットフォームの関係
シナリオとプラットフォームの関係
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 IVIは、1年目に20のシナリオを作成した(『日経ものづくり』の関連記事1)。2年目は新たに23のシナリオと、「生産技術情報プラットフォーム」「企業間連携プラットフォーム」「予知保全プラットフォーム」など8のプラットフォームを作成する計画だ(関連記事2)。