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イラスト:ニシハラダイタロウ
イラスト:ニシハラダイタロウ
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 物質には相(そう)と界面がある。界面とは、均一な液体や固体の相(物質の状態)が他の相と接している境界のことだが、この相や界面をしっかりと観察することが、開発において、とても大事なことだと思うのだ。

 開発をするとき、相や界面が大事だなんて、誰も聞いたことはないと思う。しかし、ビジネスにも相と界面があり、そこを観察すると開発の方向性が見えてくるのである。

 よく見れば、ビジネスにおける相と界面には色々な事情があり、刻々その状況は変わるのである。そして、その本質を分析することで顧客のニーズが見えてくるのである。

 ここで私が言う相とは、気体(気相)や液体(液相)、固体(固相)という物質の相ではなく、自らが手掛けるビジネスとマーケット(市場や業界)の現況である。

 つまり、モノの物性ではなく、ビジネスやマーケットの内情や実態を相とみなし、それぞれのマーケットの境目を界面として、そのあたりをよく観察してニーズを捉えて開発を進めるのである。