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「もうプロパイ、プロパイ。そればかりです(笑)」

F:そうそう。冒頭に申し上げましたが、今回のセレナはクルマの基礎がとてもしっかりしている印象です。

:ありがとうございます。

F:なぜそのことをキチンと言わないのかなと、とても不思議に思っているのですが。

:いやいや我々としてはキチンと申し上げているつもりなんですが、正直このクルマはプロパイロットがとても注目を浴びているので、なかなか走りの方まで皆さんに書いてもらえないというのが実情なんです。

F:なるほど。記事にするときは、どうしても話題のプロパイが前面に出てしまう。

:もうプロパイ、プロパイ。そればかりです。その後に来るのがデュアル・ハッチ。そしてハンズフリーになって、今度はシートが新しい、視界が広い、と。

 もちろんプロパイを取り上げて頂くのはとても有り難いことなのですが、足回りとかエンジンとか動性能の話にはなかなか話が及ばない、というところが有りまして。

F:なるほど。

:マスコミ向けのプレゼンでも、やはりそうした「大物」優先になってしまうんです。時間も限られていますし。試乗会などでは評論家の方のヨコに乗せていただいて、動性能の話もたくさんしているのですが、あまり記事にはしてもらえなくて。

 だからフェルさんのように、走りに関して記事にして下さるのはとても有り難いんです。僕らとしては。


 次号ではセレナの基礎の基礎、プラットフォームに関してお話を伺います。

 何しろミニバンは開口部が大きく多いですからね。放っておけばグニャグニャのクルマになってしまいます。強いクルマにするべく、強度と剛性を出すには、創意と工夫が必要なのです。お楽しみに!

「自動追従走行、実は初めてでして」

皆さんこんにちは。編集担当のY田です。

セレナ人気の原動力となった「プロパイロット機能」。本連載のコメント欄を見るにつけ、こうした運転補助機能に対する見方は、本当に様々なようです。ちなみに、私の現在の愛車「デミオ」には、そうした機能は一切ついておりません。

そんな“素うどん”デミオのオーナーである私が、商品改良され、11月から販売が開始されたデミオに試乗する機会がありました。その大まかな特徴は、①操縦安定性を向上させる「G-Vectoring Control」を全車に標準装備 ②静粛性の向上 ③運転支援機能の充実―といったところです。

③については、中高速走行時の衝突被害をブレーキの自動制御で回避または軽減するスマート・ブレーキ・サポート(SBS)、約30~100km/hの範囲で自動追従走行を可能にするマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)、後退時の衝突被害軽減をサポートする機能(SCBS R)等をメーカーオプションで設定したとのこと。私が試乗したデミオにも、もちろんしっかり搭載されていました。

私、恥ずかしながら、この手の運転補助機能付きのクルマを運転するのは実は初めて。その感想はというと、「これはラクだわ」の一言。特にMRCC。週末、趣味のクライミングのために高速道をよく走行するのですが、これがあれば本当に楽チンです。最初のうち、自分がペダル操作をしていないもかかわらず加減速が行われることに少々違和感を覚えましたが、すぐに慣れました。自分の感覚に合わせて、前方走行車との車間距離や車速を適切に設定すれば、リラックスして運転できます。

私はこれまで、個人的には、「クルマはドライバーが“操縦”するもの。余計な機能は要らない(おカネもかかるし)」といった考え方でした。オートマチック車にしたのも、1年半前に購入した今のデミオが初めてです。

ただ、今回の試乗で、ちょっと考え方が変わりました。次に買い替える際には、こうした運転補助機能の充実度が、購入の際の重要な判断基準になりそうな気がします。

“素うどん”ではなく、“全部乗せ”のデミオXD Touring 。ボディーカラーは、今回新たに加わった新色「ディープクリムゾンマイカ」。
“素うどん”ではなく、“全部乗せ”のデミオXD Touring 。ボディーカラーは、今回新たに加わった新色「ディープクリムゾンマイカ」。

そうそう。いろいろと新しくなった今回のデミオ、ものすごく静かになっています。今回の試乗車のエンジンはSKYACTIV-D 1.5。私の“素うどん”と同型ですが、ディーゼル特有のあのガラガラ音が、一層抑えられています。アイドリング時によ~く耳をすましてみて、「あっ、このエンジンってディーゼルだったんだ」と初めて気づくレベルです。

「デミオ買うの早まったかなぁ…」。試乗の後にこうつぶやくと、ADフジノさんが「買い替えでしょ」と一言。試乗のたびに、お約束のようにこう言われるのですが、今回は本当に、一瞬ぐらつきそうになりました。

それでは皆さま、よいお年をお迎えください。