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──「技術者塾」の講座(「これでうまくいく『グローバル開発購買』」)はどのような講座なのでしょうか。

古澤氏:一言で言えば、グローバル全体で拠点間、各部門間のコミュニケーションを促進し、製品のコストをつくりこんでいくノウハウを学ぶ講座です。具体的には、グローバル開発購買をうまく進めていくために、グローバルで共通のコミュニケーションツール「弾込め表」の手法をお伝えするものです。先述の通り、日本ではあうんの呼吸でコスト削減策を実行できていましたが、グローバルで実践するにはそれ相応の仕掛けが必要だからです。

 通常の開発購買に関する講座で多いのは、調達部門と設計部門とサプライヤーがコスト削減のアイデアをいかに出すかについて学ぶものです。これに対し、本講座はそうしたコスト削減のアイデアを出す手法の考え方を取り入れつつ、コスト削減のアイデアを海外でどのようにコミュニケーションをとって実行し、それを成果につなげるかについて方法を学ぶことに主眼を置きます。

 この弾込め表が出来れば、調達部門はどのタイミングでサプライヤーと価格交渉をして単価低減を勝ち取るかが分かります。設計部門は仕様変更をして評価試験をどのタイミングまでに行う必要があるか、営業部門は仕様変更の承認を顧客といつまでに握らないとダメかが明確になっていきます。これらを誰が、いつまでに実行するかについて、アクションプランとして落とし込んでいくのです。

 単にコスト削減のアイデアだけではなく、全体の目標というゴールを決めて、そのゴールに向かってコスト削減のアイデアをどのようにつくりこんでいくか。そして、そのコスト削減のアイデアをどのように実行し、実際に刈り取るか。これらの一連の流れについてノウハウを学ぶことができます。


──具体的にはどのように進めていくのですか。

古澤氏:4つのステップで進めていきます。射撃にたとえると、まずどの的を狙うかを決める。すなわち、目標とする収益やコスト削減額をグローバル全社で決める。次に、打つ弾を準備する。つまり、コスト削減の施策を調達部門と設計部門で決める。続いて、準備した弾を込めて的を狙う。すなわち、コスト削減の施策を実行する計画を立案する。そして、的に当てる。つまり、作った計画を実行し、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを回して効果を刈り取る──。これらを精緻に進めていくのです。