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レベル4は「既定路線」

──LiDARや高精度地図を使いこなすことは難しいのでしょうか。

加藤氏:LiDARや高精度地図は、白線を認識してレーンキープする従来のシステムとは全く違うものだと考えた方がよいと思います。

──レベル4はどれくらい重要なのでしょうか。

加藤氏:「既定路線」になっていると言えば、伝わるでしょうか。

──高速道路においてレベル3を2020年ぐらいに実現する、という目標を自動車メーカーが掲げていると伺いました。

加藤氏:それも既定路線です。2020年までは現行のレベル2の延長線上で進めばよい。しかし、その先は明らかにシステムを刷新して実現するレベル3になり、さらにレベル4、レベル5と進化していきます。これはもう既定路線となっているのです。

──レベル4が既定路線というのは、どういうことなのでしょうか。もう少し詳しく教えてください。

加藤氏:世界の大手自動車メーカーが、実用化に向けたロードマップを作っているということです。まず、米Ford Motor社や米General Motors(GM)社、米FCA US社(旧Chrysler社)、ドイツAudi社といった欧米の自動車メーカーは、レベル4を実現すると宣言しています。

 日本メーカーでは、日産自動車のCarlos Ghosn氏が完全自動運転を投入すると明らかにしました。また、トヨタ自動車は、米国子会社で人工知能(AI)などの研究開発を行う「Toyota Research Institute(TRI)」が、新たな自動運転実験車を開発しました。レベル4の自動運転の実用化を目指すと発表しています。

 実用化時期は、どの企業も2022~23年頃に設定しているようです。レベル4を実現しなければ、その業界から脱落していく可能性があると言えるでしょう。