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──こうして品質表を作成できれば、無事に設計に移れるわけですね。

皆川氏:いいえ。実は、品質表を作成してから設計に移行する前にもう1つのステップがあります。それは「機構展開」です。重点開発特性値を決めた後、それを実現し得る製品の構造をさまざまに考え出すのです。そして、考え出した各構造で、本当に重点開発特性値を満たせるか否かの評価を行います。こうして機構を決めて、ようやく設計に入れるのです。この機能展開も技術者塾の講座では紹介する予定です。

 なお、この機構展開は新製品開発だけではなく、コスト削減の際にも使える便利なものです。より低コストな他の構造はないかどうかを探せるからです。

 品質機能展開をきちんと行い、機構展開まで取り組む。ここまでしっかりやれば、お客様のニーズを漏らさず「売れる」確率の高い製品開発ができるはずです。


──品質完璧マスターシリーズの講座群(個別の受講でも実務に活かせます)──
(1)4月6日(水)
「製品の価値を守る 『品質つくりこみ』と『自工程完結』の基礎――設計、生産、品質保証の体質改善」
(2)4月25日(月)
「品質データ整理の基本『QC七つ道具と新QC七つ道具』――演習による活用で徹底理解」
(3)5月16日(月)
「不具合の根本的対策に役立つ『なぜなぜ分析』――真因追究と対策の過程を、実際の演習で理解」
(4)5月27日(金)
「品質トラブルを未然に防ぐ切り札、トヨタも推奨するDRBFM――自動車部品を使って、DRBFMを演習しながら理解する」
(5)6月15日(水)
「トヨタの課題解決の基本『QCストーリー』の実践――業務を想定した演習で“使える力”を身に付ける」
(6)7月20日(水)
「開発目標値の決定に不可欠な『品質機能展開(QFD)』入門――新製品の企画を想定したQFDを演習しながら理解する」
(7)8月5日(金)
「データを見える化する『SQC』入門――具体的なデータを活用して演習しながら理解する」
(8)9月28日(水)
「データの意味が分かり、次を予測できる『多変量解析』入門――解析ソフトを用いて実践演習しながら理解する」
(9)10月19日(水)
「因子の最適値の決め手『実験計画法』入門――解析ソフトを用いて実践演習しながら理解する」
(10)11月7日(月)
「品質トラブルを未然に防ぐ切り札、トヨタも推奨するDRBFM――自動車部品を使って、DRBFMを演習しながら理解する」(注:2回目の開催。5月27日と同一講座)
(11)11月30日(水)
「製品の寿命を設計する『信頼性工学』入門――具体的なデータを活用して演習しながら理解する」
(12)12月14日(水)
「トヨタの不良品流出防止法『QAネットワーク』――製造工程を想定し、演習しながら理解する」