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──見える化するとはどういうことでしょうか。

皆川氏:数値データを並べても「数字の羅列」です。これでは何を意味しているのか分かりません。例えば、製品の外径寸法を計測しても、その数値をExcel表などにまとめただけでは、どのような状況かを理解できない。そこで、例えばこれを「ヒストグラム」にして見える化すれば、外径寸法のばらつきの分布状況を一目で分かるようにすることができます。

 一方、言語データでは「箇条書きの羅列」となります。例えば、ある製品のお客様ニーズをアンケートで聞き出しても、言いたい放題で発散した言葉の集合体にしか感じられません。そこで、これを「親和図法」を使って見える化すると、狙うべきニーズ、例えば「操作のしやすさ」というニーズが見えてくるのです。

 すなわち、SQCがもたらすメリットは一目でデータを判断できるということです。これにより、問題のポイント(要所)や問題点の把握が可能になる。すると、社員全員でデータが表す「意味の共有化」ができ、他の社員の意見や有識者の声を理解しやすくなる。結果、考えをまとめやすくなり、問題や課題に対する判断が容易になるのです。